政治家は「子ども食堂」に頼るなかれ。
「子ども食堂は日本にはなくてはならない存在」と称賛した政治家がいました。私はこの発言に違和感を覚えます。「こども食堂」は、普通の国には「あってはならない存在」です。それがなくても子どもが食事をとれる社会を作るこそが、政治家の仕事なのです。
そもそも、「子ども食堂」が必要なのは、子育て世代が貧困に陥っているからです。働いても働いても、お金が足りない。国民保険料も医療費も教育費も、二、三十年前の何倍にも跳ね上がっています。かつての働き盛りが受け取っていた給料を、今の若者が受け取ることは生涯ないのです。
そんな貧困が、「子ども食堂」を生んでいるのです。いわば彼らは、政治の被害者。「子ども食堂」の経営者も「子ども食堂がなくなる未来を願っている」と口をそろえます。その時のために……私も活動しなくてはいけません。次世代育成、および次世代をを育てる働き盛り世代への支援は、急務中の急務です。
そもそも、「子ども食堂」が必要なのは、子育て世代が貧困に陥っているからです。働いても働いても、お金が足りない。国民保険料も医療費も教育費も、二、三十年前の何倍にも跳ね上がっています。かつての働き盛りが受け取っていた給料を、今の若者が受け取ることは生涯ないのです。
そんな貧困が、「子ども食堂」を生んでいるのです。いわば彼らは、政治の被害者。「子ども食堂」の経営者も「子ども食堂がなくなる未来を願っている」と口をそろえます。その時のために……私も活動しなくてはいけません。次世代育成、および次世代をを育てる働き盛り世代への支援は、急務中の急務です。
貧しい、ということ。
貧しいということは、「お金がなくなる」というだけではありません。このサイトを作ってくれたのはフリーランスで働いている20代の私の友人。月収は10万に及ばず、風呂トイレ共同の小さなアパートに住んでいますが毎月カツカツだといいます。
彼女は、毎日息をするだけで精一杯で、食べるものも100円均一で買ってきた5食100円のウドンや蕎麦だけ。体を壊しても、医者にかかるお金もありません。昔は演劇や映画が好きで趣味も豊富だった彼女も、今では毎日働くことで頭がいっぱいで、何一つ「ゆっくりできる時間」もないといいます。そのために、友人と遊ぶ時間も作れず交友関係も限られてしまいました。
「お金がなくなる」とは、「趣味や友人を失い、将来への不安だけが増大する」こと。彼女のような若者は、何百万人もいます。日本はこの二十年ほどであきれるほど貧しくなりました。8時間働いたら普通に生きていけた団塊世代とは大きな乖離があります。先進国だったのは遠い昔。私の隣に座る人がそういった生活をしている。そのことを、国政にきちんと伝えていかねばと思います。
彼女は、毎日息をするだけで精一杯で、食べるものも100円均一で買ってきた5食100円のウドンや蕎麦だけ。体を壊しても、医者にかかるお金もありません。昔は演劇や映画が好きで趣味も豊富だった彼女も、今では毎日働くことで頭がいっぱいで、何一つ「ゆっくりできる時間」もないといいます。そのために、友人と遊ぶ時間も作れず交友関係も限られてしまいました。
「お金がなくなる」とは、「趣味や友人を失い、将来への不安だけが増大する」こと。彼女のような若者は、何百万人もいます。日本はこの二十年ほどであきれるほど貧しくなりました。8時間働いたら普通に生きていけた団塊世代とは大きな乖離があります。先進国だったのは遠い昔。私の隣に座る人がそういった生活をしている。そのことを、国政にきちんと伝えていかねばと思います。
誰もが今日を生きている。
マンションのベランダに、家庭菜園を作っています。
国政にかかわる忙しい日々も、植物に水をあげているときはホッと一息。
今年もナスやキュウリ、ゴーヤや獅子唐、夏野菜がたくさん実りました。サラダやぬか漬けにしようと獅子唐を手に取ると、プランターの鉢に数匹のダンゴムシが。プランターに撒いていた煮干しの、骨以外をきれいに食べきっていたダンゴムシ。体に固い部分があるのでカルシウムが必要なのだと気付いて、ダンゴムシ一匹一匹も懸命に生きているんだなと感動してしまいました。
目黒の区議会議員になって、今まで見逃していたような小さな一つ一つに感動できるようになりました。アメンボだってミノムシだってダンゴムシだって皆が生きてこの世界の一員であるように、今を生きているすべての目黒区住人が普通に働いたら普通に暮らせるよう、斉藤優子は今日も頑張りたいと思います。
さあ、つかの間の休日が終わったら、また調査と議会です!
国政にかかわる忙しい日々も、植物に水をあげているときはホッと一息。
今年もナスやキュウリ、ゴーヤや獅子唐、夏野菜がたくさん実りました。サラダやぬか漬けにしようと獅子唐を手に取ると、プランターの鉢に数匹のダンゴムシが。プランターに撒いていた煮干しの、骨以外をきれいに食べきっていたダンゴムシ。体に固い部分があるのでカルシウムが必要なのだと気付いて、ダンゴムシ一匹一匹も懸命に生きているんだなと感動してしまいました。
目黒の区議会議員になって、今まで見逃していたような小さな一つ一つに感動できるようになりました。アメンボだってミノムシだってダンゴムシだって皆が生きてこの世界の一員であるように、今を生きているすべての目黒区住人が普通に働いたら普通に暮らせるよう、斉藤優子は今日も頑張りたいと思います。
さあ、つかの間の休日が終わったら、また調査と議会です!
「長生きをする」を地獄にしないために
四人に一人が高齢者になった現代、果たして幸福な高齢者がどれだけいるでしょうか?年額80万円/1人として、30年年金をもらうとしたら2400万円です。夫婦で4800万円。しかし、医療費がかかる高齢者にとって十分な値段ではありません。
そして、この金額を見て驚く若者が多数います。彼らは年額80万円/1人すら稼げずに困っているからです。そういった若者たちが、「年寄りは優遇されている」と思います。高齢者も若者も溝を作らずに生きていくことが一番なのに、互いに「若者がふがいないから」「年寄りが多いから」とけんかするのです。
毎日100円ショップのご飯を食べながら、自分よりお金を持っている高齢者を介護する若者たちには、鬱屈がたまっています。痴呆の副作用で感情的に怒鳴る利用者もいる中で心も疲弊し、生きていく気力を失います。この二者をどちらも助ける手段はないのか、最近、ずっと考えている課題です。
そして、この金額を見て驚く若者が多数います。彼らは年額80万円/1人すら稼げずに困っているからです。そういった若者たちが、「年寄りは優遇されている」と思います。高齢者も若者も溝を作らずに生きていくことが一番なのに、互いに「若者がふがいないから」「年寄りが多いから」とけんかするのです。
毎日100円ショップのご飯を食べながら、自分よりお金を持っている高齢者を介護する若者たちには、鬱屈がたまっています。痴呆の副作用で感情的に怒鳴る利用者もいる中で心も疲弊し、生きていく気力を失います。この二者をどちらも助ける手段はないのか、最近、ずっと考えている課題です。